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2020.4.23 2020.4.23

次期ユニコーン候補のインドの美容ECサイトNykaa(ナイカ)とは

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人口が多く今後経済成長が見込まれているインドにおいて、美容関連のEC業界トップにあたる企業がNykaa(ナイカ)社です。

日本でも化粧品メーカーのECサイトやアットコスメのような美容関連のECサイトは近年成長を遂げてきておりますが、新興国市場の経済成長と共に美容関連のECサイトにも注目が集まっています。

今回は時期ユニコーン企業の期待が高まっているインドの美容ECサイトNykaa(ナイカ)についてご紹介いたします。

 

インドの美容市場

 

インドの美容市場についてまずは簡単に見ていきましょう。

調査会社のstatista社によると、

  1. インドの化粧品年間売上高は2020年に約62億5,100万ドル(約7,000億円)。
  2. 市場は、毎年6.3%成長すると予想(CAGR 2020-2023)。
  3. 2020年の1人あたり売上は4.53ドル(約500円)。

と発表されています。

可処分所得が増加しているミレニアル世代を中心に、グローバルなブランドへの関心が高まっている状況です。

年ごとの売上を表したグラフが以下になります。
インドの美容業界の年ごとの売上

 

また、スキンケア製品の売上がTOPを占めておりましたが、近年ではコスメ系商品の売上がどんどん伸びていることがわかります。
インドの化粧品売上セグメント別

画像引用:statista

1人あたりの売上はまだ大きくはないものの、人口の多さから既に全世界で4位の売上になっており、1位のアメリカ(約176億1,900万ドル)、2位の中国(約141億8,300万ドル)、3位の日本(約68億8,500万ドル)に次ぐ位置に躍り出ました。

日本の市場規模を追い抜くのも時間の問題でしょう。

 

インドの美容ECサイトNykaa(ナイカ)とは

 

インドの美容ECサイトNykaa(ナイカ)とは

画像引用:nykaa.com

Nykaaは美容関連、ウェルネス、ファッションのECサイトを運営している会社です。

2012年にFalguni Nayarさんによって設立されており、インドの首都ムンバイに本社があります。

Nykaaはサンスクリット語のnayakaに由来し、「注目を浴びる人」を意味するようです。

2015年にはオンラインのみのモデルからオムニチャネルモデルに拡大し、ファッション製品の販売も開始しました。

また、2016年3月にはお風呂製品やボディケアのカテゴリーに自社ブランドの商品を販売開始しており、70店ほどある実店舗に加えて存在感を発揮しています。

既に複数回の資金調達をしており、直近では2020年3月にSteadview Capitalから資金調達をしたとの発表があります。

 

Nykaa(ナイカ)の特徴とは

 

Nykaaは2019年度の売上が1億5,700万ドル(約170億円)と前年比2倍弱の成長をしており、月間のサイトアクセスユーザー数は500万を超えています。

日本の代表的なコスメサイトであるアットコスメの月間アクティブユーザー数(MAU)が1,600万とのことですので、比較するとまだ3分の1程度ですが人口の多さを考えるとユーザー数は今後も伸びることが予想されるでしょう。

2015年にはインドのEC団体から最も革新的なEC企業のアワードを受賞しており、オンラインマガジンの発行、チャットでのやり取り、ARなど様々な新しい取り組みを行ってきました。

インドでは偽物の安い化粧品が多く出回っている中、Nykaaでは倉庫の抜き打ちチェックや期限内商品かどうかのチェックなど商品への信用性を積み上げてきたことが多くのユーザーの支持を得ている理由とも言えそうです。

2018年にはNykaa Networkという口コミや質問投稿ができるConsumer Generated Media(CGM)のサイトもオープンしており、25万人以上の会員と多くの新規会員の登録があります。

Nykaa LuxeとNykaa On Trendという2種類の実店舗では商品のQRコードを読み取るとECサイトの商品情報や口コミを確認できるようになっており、アットコスメと同じような取り組みが行われています。

 

インド以外のメーカーも注目

 

Nykaaはインド以外のメーカーも注目をしており、韓国のAmorepacific(アモーレパシフィック)はエチュードハウスの販売を開始しており、同じく韓国のThe Face Shop(ザ・フェースショップ)も知名度と人気を伸ばしているようです。

まだ一人当たりの売上金額は小さいものの、今後の経済成長と合わせて消費増大が見込まれる美容系分野でTOPを走っているNykaaは次期のユニコーン企業、上場候補の企業として注目をしています。

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